思わず笑顔が広がる美味しさには理由があります。美味しい方程式とはなんでしょうか?
豊かな森林から生まれる 清浄でミネラルたっぷりな水

 アテネファームがある下川町には、驚くほどに豊かな森林があります。このモミの生い茂る深い森は、持続可能な森林の証であるであるFSC認証を取得している、宝のような森です。

 きちんと管理された森林からは、ミネラルなどの栄養分たっぷりの水が生まれるます。トマトの大部分は水。この豊かな森が、アテネファームのフルーツトマトの味に大きく関わっています。この清浄で豊かな水を大切にしたいですね。

朝夕の激しい温度差

 このギザギザのグラフはある夏の下川町の気温変化です。赤が最高気温、水色は最低気温、一日ごとに激しく変化しています。

 ご存じですか?美味しいフルーツトマトが育つためには、寒暖の差が必要です。昼に陽の光を浴びて光合成をしたトマトの実には、旨味成分などが生まれます。夜も暖かいと、トマトはその旨味を使い切ってしまいます。ところが下川町は、夏であっても夜は寒いのです。するとトマトは、昼に貯めた甘さと旨味をたっぷり蓄えたまま育ちます。これが美味しいトマトを生み出す絶妙な気候条件なのです。

沖積層の土壌

 下川町の土質は砂質で排水性がよく、トマトにとても適した土です。ここに、有機質肥料と貝化石という天然カルシウムをたっぷり与えます。そうすると、トマトの原産地であるアンデスのような土壌となるのです。この土壌で育てる時、水をたっぷり与えてはいけません。本当に必要なギリギリのタイミングを見極め、必要最低限の量だけ水をやります。こうすることで、トマトが本来の生命力を発揮し、フルーツトマトとしての美味しさを宿してくれるのです。